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Ballet Class F

初めてのバレエ観劇は「くるみ割り人形」がオススメ

こんにちは。あきこ先生です。

レッスンには何回か参加されましたか?

実際にレッスンを受けてみて、始める前とはバレエに対する印象が変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

バレエの舞台は、とても華やかでバレエダンサーは華やかな職業と思われがちですが、実際には、地味で過酷な毎日のトレーニングの積み重ねです。

その結果として、舞台上で美しく華やかに踊ることができるのです。

そんなことに気付いたところで、美しいプロのバレエダンサーの踊りを観に出掛けていかがでしょうか?

まずは、観たい演目、お好きなダンサーが出演している、など条件を決めて公演を探してみましょう。

観たい演目がいつでも上演されている訳ではありませんが、各バレエ団などのサイトをチェックして、今どのような演目が上演されているのか確認してみましょう。

11月、12月のクリスマスシーズンは、おそらく、どのバレエ団でも「くるみ割り人形」を上演しています。

初めて劇場でバレエを観劇する方には、「くるみ割り人形」は、オススメの作品です。

大人だけでなく、お子様の初めてのバレエ観劇にもオススメです。

 

公演の長さがちょうどいい

くるみ割り人形は、全2幕構成です。公演の所要時間は、1回の休憩を含めて全体で2時間少しです。

初めて劇場で観劇する場合には、休憩1回の公演をオススメします。

全2幕の作品や、ガラ公演、また、最近多くのバレエ団で開催している、子供の為のバレエ公演などが該当します。(子供の為の公演でも、大人も観劇できます)

前半の1幕が終わり、次の展開はどうなるんだろう?と期待を込めて休憩時間を過ごし、後半の2幕を鑑賞して2時間くらいで終了。というのが、長過ぎず程よく楽しめると思います。

バレエと言えば有名な「白鳥の湖」を観たくなるところかも知れませんが、「白鳥の湖」は全4幕構成で休憩が2回あり、全体で3時間半〜4時間程掛かります。

「白鳥の湖」が初めてのバレエ観劇の場合は、バレエを観た充実感よりも疲労感の方が思い出として残ってしまうかも知れません。なので、あまりオススメはしません。

「白鳥の湖」は、ある程度の観劇回数を重ね、レッスンの回数を重ねた頃に観ると、コールド・バレエの難しさや素晴らしさ、3幕の黒鳥のグラン・フェッテの凄さが理解でき、疲労感より充実感が残ると思います。

ストーリーが分かりやすい

「くるみ割り人形」のお話は、世界的にも有名な童話を元にしています。

各バレエ団で、解釈や演出などの違いはありますが、大筋のストーリーは童話を元にしています。

クリスマスの楽しい宴と、その夜、少女の夢の中で繰り広げられる不思議な夢の国でのお話です。

ストーリーを知っていた方が楽しめると思いますが、知らなくても観ているとストーリが分かる、分かりやすい展開の作品です。

ただ、マシュー・ボーンやモーリス・ベジャールなど、現代振付師の「くるみ割り人形」は、童話とはストーリーが異なるので注意してください。

演劇要素の多い1幕とザ・バレエの2幕の対比が楽しめる

くるみ割り人形の1幕は、楽しいクリスマスパーティーのシーンです。

クラシックバレエらしい踊りのシーンは少ない場合が多いですが、セリフのないバレエならではの「マイム」という動きでセリフを紡いで行きます。

セリフがないからこそ、観る方がどんな言葉を言っているのかな?と想像力を働かせて、楽しめるシーンだと思います。

有名なネズミとの戦いのシーンから休憩を挟んで、後半2幕は、クララの夢の中のシーンです。

ここからトウシューズを履いて踊るダンサーがたくさん出てきます。

レッスンで習った、あのポーズや、憧れの先輩が華麗にこなしていた、あのステップがたくさん出てきます。

舞台上での華やかな踊りが、レッスンの延長線上にあることを認識できるでしょう。

 

2020年11月現在、公表されている主なバレエ団の公演

現在、公表されている、各バレエ団の情報を少し記載します。

今後のコロナウィルス感染者の状況により、公演情報も変わってくると思いますので、ご自身でご確認ください。

また、これが全てではないので、お近くのバレエ団の公演を検索してみてください!

 

スターダンサーズバレエ団

客席をひとつ置きにした50%のチケット販売ということで、既に完売のようです。

ただ、スターダンサーズバレエ団のくるみは人気なので、例年、公演日ギリギリではチケットは取れない印象です。

日本人の常任振付師の鈴木稔先生が振り付けを担当されていて、日本人に馴染みやすい演出、振り付けとなっています。

 

東京バレエ団

今年は、オーソドックスな方の「くるみ割り人形」の公演です。昨年、斉藤友佳理芸術監督のもと、新制作され、とてもオーソドックスな演出となっているので、童話で読んだ「くるみ割り人形」の世界が楽しめると思います。

東京バレエ団はモーリス・ベジャールの「くるみ割り人形」を上演することもあるので、東京バレエ団のくるみ観劇の際には、よく確認することをオススメします。

 

新国立劇場バレエ団

日本で唯一の専用劇場を持つバレエ団で、ダンサーがバレエに専念できる環境があり、ダンサーのレベルもとても高いです。

今シーズンからは、英国でご活躍された吉田都芸術監督が就任されています。バレエは詳しくなくてもお名前をご存知の方も多いのではないでしょうか?

英国で長くプリンシパルダンサーとしてのキャリアを積まれた都さんが芸術監督に就任し、今期の新国立劇場バレエ団には注目が集まっています。

また、他のバレエ団よりも公演回数が多いので、チケットが取りやすいかもしれません。

今年は、コロナウィルスの影響もあり、有料配信も予定されています。劇場へ行くのが不安な方や、予定が合わない方も配信で観劇してみるのもいいと思います。

 

チケットの準備はいいですか?

では、楽しんで行って来てください!

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